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暖かい詩を君に-アタタカイウタヲキミニ-3

気が付くと、森にたっていた。

つんと鼻を突く雨のニオイ。

かさかさとゆれる植物。

紛れもない「森」だった。

「-!!!!!!!!!」

声が聞こえた。叫び声。

つまり・・・これは・・・

「ぅうわああああああああああああああ」

「いっ!?」

 

女の子が・・・

      落ちてきた。 

 

「や・・・やほー・・・いきてる・・・?」

「・・・。何が嬉しくてラ●ュタみたいなこと思わなきゃなんないのよ・・・」

「???らぴゅ・・・?」

「なんでもないわ。」

それにしても派手な格好。

ギャルもびっくりよ。

トランプみたいな柄のフリフリドレス。

高いヒールのブーツ。

馬鹿でかいリボンで髪をツインテールにしている。

「コスプレ??」

・・・これは私が言った言葉じゃない。

「へんなかっこー!!!コスプレなの?」

「それは私のセリフよ。」

変なことを言い出す女の子。

この子が後に私にとって大切な人になるなんて・・・

このときは、

思いもよらなかった。

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暖かい詩を君に-アタタカイウタヲキミニ-

パラパラといつものように本をめくる。

いつもの物語を読む。

その物語は、小学生のころから好き。

でも、不思議なことに、本屋では見たことがない。

キーン コーン カーン コーン

お決まりの音。そろそろ帰ろうかな・・・。

カタン、と席を立つ。私以外、誰もいない図書室。

やっぱり、この空間は落ち着く。

 

「おいで・・・。」

 

「・・・?」

声が聞こえた・・・?

そんな気がして・・・

本棚の影。

「・・・・・・」

何もない・・・?

しょうがないので机にもどる。

・・・あれ?

「本・・・開いてる・・・?」

しかも中は真っ白。

「え・・・」

私の記憶はそこで途切れた。

あとには、ひっくり返された鞄と、倒れた椅子。

それと、本が一冊。静かにパラパラとめくれている。

それだけが、ひっそりと残っていた。

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